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カウントダウン狂想曲
どたばた受験の記録。中学受験から大学受験まで?
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始めに
このブログは、娘と息子が体験した「中学受験」の記録をつづってあります。あくまでも「体験」ですので、「模範的な受験生生活」をつづっている物ではありません。現役受験生の方には参考にはならないかもしれませんが、「こんな生活もあったんだ」という程度の認識をしていただければ幸いです。
くれぐれも、文章から学校の名前等を詮索したりコメント等に書いたりしないようお願いいたします。個人情報が入っている文を見つけましたら、予告無く削除させていただきますので、その点ご了承下さい。
--現役受験生の方へ--
このカバンの裏蓋にこんな文が書かれた紙が入っていました
本番当日に役にたつかも知れないので、掲載します。
出典は不明です(^^;)
試験10分前に読む10項目の注意書き
1 解けぬと思ってかかるな!解けると思ってかかれ。
2 問題をよく読め!読んで読んで、出題者の意図をつかめ
3 難しいのは自分だけではない!他の子も、みな同じだと思え
4 1点でも落とすな!合否は1点の差で決まる!
5 絶対に慌てるな!冷静に見れば、解く糸口が見えてくる
6 1秒でも無駄にするな!時間があれば、見直せ!見直せ!
7 やさしいものは、必ずとれ!ケアレスミスで、差がひらく
8 絶対に諦めるな!ねばってねばって100点を拾え!
9 頭はつねにフル回転。目の前の問題だけに集中しろ
10 明日には期待をかけるな!今日の試験で合格を勝ち取れ
この10項目をまもれば、20点はアップする!
問い合わせ、質問等は、左サイドバーにある「問い合わせ窓口」からメールしてください。
【2007/03/13 22:43】
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雑記
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受験の「じ」の字も関係なかった頃
いわゆる、世間一般では新学期という4月。やっと小学校も給食が始まってのんびりとした午後が戻ってきた。軽い昼食をとり、後始末的な家事労働を適当に終らせて、夕食の買い物をするのがいつものパターン。片道自転車で5分弱のスーパーから戻ると、まずは戦利品を家にしまう。その後で入り口の所にある集合ポストに入っている郵便物を探しに行くのが日課。今日はいつもにまして多いけど・・・なんだ、請求書と領収書ばかりじゃないか・・。テーブルの上に郵便物の束を置いて、さっそく買い物荷物をほどきにかかる。そろそろ暖かくなるから、とっとと冷蔵庫に入れておかないと腐ってしまったらいけませんね。
子ども達の通っている小学校は、道を隔てた家のすぐ隣だ。窓からは通用門が丸見えである。子どもの声が聞こえてきたので、窓を覗くと、今これから帰ろうという見掛け2〜3年位の子どもが校庭に飛び出してきている。そろそろ帰ってくる頃だろう。普段時間に追われているわけではないので、この子どもの声は私にとっての定例のチャイムみたいなものだ。さあ、またこれからうるさくなるぞ・・・
コーヒーを入れて、郵便物に目を通すのがこの時間の日課なので、先ほどテーブルに置いた郵便物を一つ一つ目を通し始める。ガスの領収書とかカードの請求書(これだけお金をくれると嬉しいのにねえ)とかあまり見たくない物や、○○音楽教室のダイレクトメール(もう習い事は飽和状態だからいらないわ)などなど、どーでもよい郵便物に挟まって、私の出身校の同窓会だよりというのが来ていた。
私の通っていた学校は古くからの中高一貫女子校で、先生の異動もあまりなく、懐かしいといえば懐かしいし、いつもより心持ち厚い封筒を見て「また寄付の要請かな?」と推測できる(事実それもあったが)学校でもある。いつものように会報をちらちらと見ると、懐かしい先生の消息がある。ああ、数学の先生はおやめになったのか。生物の先生は入院されているのか、図書館の先生はまだあの図書館にいるのだろうか、当時勤続25年だったから・・・等々。同窓会事務所の住所とか海外留学のどーのとかどうでもよい内容と、定例総会(といってもいわゆるおばさま方の社交場)のお知らせとか色々あるなかで、ある一文がふと目についた。
「我が校では、200●年より高校の新規募集を停止します」
もともと、さほど高校で人数を採る学校ではなかったが、それでも完全に新規募集をやめるというのは思いきった決断。あの頭の固い学校が完全中高一貫になるのか・・・それがどのような意味を持つのかというのはあまり気にしていなかった。
コーヒーを飲み終ったころ、娘が帰ってきた。小学校5年生になったばかりで、そろばんだのスイミングだのヴァイオリンのレッスンだのでなにげに毎日忙しい。今日も委員会の会合があったらしく、いつもより少し遅い。
「おかえり。今日は宿題はあるの〜?」
「ないよ〜・・・あ、ちょっとだけある」
「そろばんに行く前に片づけておきなさいよ。」
「そんな時間ないっ!委員会で忙しいんだからあ。」
これは毎度毎度の儀式のような会話なのだが、今日は少し追加があった。
「ねーちゃん。あなた、中学を受験する気って・・・ある?」
「受験〜?そんなのしないよ。だって、忙しいもん。なんで?」
「んー、お母さんの行っていた学校が高校で募集しなくなるんだって。そうするとね、ねーちゃんが高校受験の頃には受験すらできなくなるんだよ。そうしたら、中学から通うしかなくなるわけ。だからどうなのかな〜って思って。」
「別にお母さんの行っていた学校に行かなきゃいけない訳じゃないでしょ。関係ないじゃん」
「・・・そーいう訳じゃなくて、おねーちゃんが高校の受験の頃になると私立は受験すらやりにくくなるわけ。だから・・・・」
「だって、これ以上習い事増やしたくないもん。じゃなくたって学校とそろばんの宿題で大変なのにさあ。」
それもそうだ。本人にその気が無いんなら別に気にすることはない。それより今はそろばんの5級を取る方が先だよね。
大体、受験をするためには塾やらなにやらでお金はかかるし、習い事盛りだくさんで塾に行っている時間はないし、なにより本人の意思がなければ続かないと思うし・・・・普通に近くの公立中学に行けばいいよね。それに、はっきりいって5年からじゃ受験の準備にはもう遅いだろう。中学受験をするのであればすでに今ごろから進学塾に通わないとまず間に合わないだろうという現実は私にもわかっていたから今がタイムリミットかなと思ったのだが・・・まあ、いいや。これでこの話はお終いにしましょう。
いつものように、姉はそろばん塾へ行き、弟はどろどろになって帰ってきた。学校の砂場で友達と遊んでいたそうだ。まだまだのどかな2年生である。まず第一声が「風呂で足洗ってきなさ〜い」というのもいつもの事。こんないつもの日課が続く・・・
その後この会報は、他の不必要な郵便物に混じって、処分された。「受験」という単語には無縁で、まだまだ暢気だったこの頃。明日もこのままのほほんと続いていくと信じていた頃。そんな考えが180度ひっくり返される為には、それから180日ほど時間を必要とした。
【2007/04/27 23:48】
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中学受験・娘編
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運命の投げ込みチラシ
2学期も1ヶ月程過ぎたころ、姉はしきりに受験の事を話題にするようになった。が、それはなぜか「小学校受験」の事だった。というのも、同じソロバン塾に行っている某私立小学校の友達がいて(友達といっても3年生の女の子だったが)、その女の子から色々話を聞いているらしい。姉にしてみれば、小学校に電車で行くということ自体が想像を超えた話らしく、「みやちゃんはねえ、1年生から電車で学校に行っているんだよ。すごいねえ。小学校でも電車使ってもいいんだあ?」とか「小学校って受験しなきゃいけなかったの?」などとしきりに話してくる。でも、すでに小学校受験は関係ない話の筈なのだけど、なぜかそんな話題を2週間以上も続けている。
しまいには「ワタシはどうして受験しなかったの?」と言い出す始末。その度に私は「幼稚園が遠かったから、小学校は近いからよかったと言っていたのはだあれ?」と、言い返していた。私としては、小学校の受験は全然考えていなかったのもあるが、なにより世間を知らない幼稚園の頃に子供が自主的に行きたいと思っている訳でもない受験をさせて小学校を決めるというのには抵抗があった。小学校受験とは、一歩間違えれば親の自己満足でもあると思っているから。
実際、私のはるか昔の記憶の中に、どこかで受験をしたような記憶が今でも残っている。後で母親に聞いたところ、国立のG大付属小学校を受験したことがあったそうだ。で、実は中学受験の時もそのG大付属の中学を受けた事があった。あっさりと落ちてしまったが、結構私の親もこだわりというか執念というものがあったというか・・・
時間さえあれば、耳にタコができるほどそんな会話をしていたころ、近所の進学塾である「N能研」のチラシが何度か入るようになった。オープンテストの案内だ。オープンテストとは、いわゆる塾生ではない人でも力試しに受けられる物で、同時に入塾テストともなっている。3、4、5年生が対象だが、私がそのチラシを見てびびったのは「3年から入塾・・・・?そんなに早くから受験準備というのをするのか?」ということ。少なくとも私が受験生だった頃のN能研は、五年生からしかクラス自体がなかった。私自身は、当時入塾テストもなく、6年生から入塾して・・・そんなに苦労した記憶もないが、とりあえず受けたら受かってしまった(G大付属は落ちたが)という人生を過ごした。そもそも、当時は6年生から入塾する人も結構いたが、それでもなんとかなるという割りと長閑な受験生生活だった。そこまでやらないといけないのかなあ・・と、思ったのだが。
そのチラシは1度目に配付されたときは即刻ゴミ箱行きだったのだが、2度目に配付されたときは、その小学校受験の話が出ていた頃で、なんとなく冷蔵庫にマグネットで貼っておいた。それでもそのうちに捨てようと思っていた。
ある日、学校から帰ってくると、姉はいきなりこんな爆弾発言を落とした。
「私も受験する。私立の中学校に行く!」
あのぅ、いきなり何でそんなことを言うかね?
「あのねえ、5年になるころに受験するかどうかを聞いたでしょう?でも、その時は受験しないって言った筈よね〜?するならいまから準備しなきゃ間に合わないからって・・・」
「あの時は言ったけど、今は受験したいのよ」
いささか頭が混乱してきた。そんなこと今ごろ言っても、すでに10月も半ばになっているんだから、受験の準備といってもあと1年半ない。こればかりは学校の勉強だけでなんとかできるわけがないのだから、どこか進学塾に行かないといけない。でも、最近の塾は入塾テストがある。一番肝心なことだが、お金もかなりかかる・・・・などなど、頭の中に、娘の憧れとは正反対の現実が渦巻いているのがわかった。まあ、とりあえずここは私が少し冷静にならないといけない。
「で、なんで受験したいの?もし、誰々ちゃんが受験するから私も一緒に・・・なんていう理由では許さないよ。」
問い詰めてみると、どうやらそれも少しはあるらしい。塾の話などをする子が何人かいて、一部私立に行きたいという話題で盛り上がっているらしい。が、一番の理由は「みんなと同じ中学に行きたくない」というものらしい。低学年の頃から大人しく、マイペースを貫いていた姉にとって、見方によっては格好のからかいのネタになっているのは知っていた。小学校にも幼稚園時代の知りあいも何人かいるし、少子化が進んでいるこの近所では1学年が2クラスしかなく、クラス替えをしてもすでに2/3は知っている子ばかりという現状で、いくら自分が自覚が出てきて積極的になろうとしても、それを許してもらえない雰囲気があるという。先生に相談しても一向にらちがあかない。だから、中学には誰も知っている人がいない所に行きたいと。そのためには受験という手段がある・・・という結論に彼女なりに達したわけらしい。恐ろしい事に、この理由は私が受験をした理由の一つでもあった。げ、私と同じ道を歩くのか???
姉が思い詰めたら絶対に曲げない性格だというのは知っているが、現実に受験となると塾やらなにやらの現実が待っている。が、とりあえず彼女は「受験に向けた勉強をしないといけない」現実だけは認識しているようだ。その気になっているんだからどこまでできるかはわからないけど、やらせてみるか?とも考えた。そこで、ふと思いだしたのが冷蔵庫に貼ってあるN能研のオープンテストのチラシ。
現実問題に戻ると、家の近所には私の知っているだけで、徒歩圏内に進学塾は2件ある。N能研は徒歩では小学生にはきつい距離だ。駅前にあるので、電車通塾をする塾生にはアクセスがいいのだが、ここから行くとなると、バスを使うか、車で送り迎えをしないといけない。が、なぜか私は迷わなかった。懐かしさというのもあるが、なにより、当時でも塾の授業はおもしろかった。学校の授業とは違うテンポのよさが今だに記憶にある。そんなわけで、車を手放さない限りは最悪送り迎えでも大丈夫だろう・・・と。なにより、ここは大手の塾だ。いわゆる受験データという話になると、多分小さい塾では歯が立たないだろう。はっきり言って受験はデータが勝負だ・・と言うことでN能研にすることにした。
が、一番の問題は「N能研・オープンテスト」だ。ちゃらんぽらんに幼稚園からやっていた通信添削の問題さえほとんどやっていない彼女に通用するんだろうか?これは別な意味で自分の実力を認識させるのにいい機会かもしれない・・・どっちにしても、このテストに通過しなければ塾には入れないのだ。そこで、一つ条件を出した。
「とりあえず入塾テストを受けなさい。もし落ちたら受験は諦めなさい。いくらなんでもこの時期からやるのは無謀に近い。だから、塾に入るためのテストすら通らないようなら、まず受験は絶望的だからね。」むちゃくちゃな理屈ではある。
考えてみたら、「いかに塾に行かせないようにするか」という風にとられそうな条件だが、正直な話、5年位からでも準備しなければ受験のレベルには到達しないだろう。というのが、私の考えだった。だから、これで落ちたら世間の現実を知って諦めるだろうと。
とりあえず、電話でテストの申し込みをした。試験日は11月23日。国語と算数の2教科。あと1ヶ月だ。一体どんな勉強をすればいいのだろうか?とりあえず「今までに溜め込んでいた通信教育の問題をやりなさい」と、アドバイスした。意外なことに、マジに机に向かいだした。その気になったのなら・・・ということで、父親がなぜか受験用の算数のテキストを買ってきて、一緒にやりだした。しかし、当然の事だがこちらは姉には歯が立たない。もっぱら数学教師くずれの父親が面白がってやっている状態だった。ああ、前途多難。
数日後に受験票が送られてきたが、そこに入っていた塾の手紙に言葉を失った。
「新6年生は、空きがほとんどないので、今回の欠員募集は5名程になります。多少きつめの入塾基準になりますが御了承ください。」
だからもうちょっと早くからやっときゃよかったのに・・・といっても後の祭りではあるが。だめでもともととはいえ、その気になっている娘を見るとなんとかしてやりたいとも思うし。まあ、最悪の場合は御近所の塾のパンフレットでももらってこようかと、腹をくくった。
ふと思い立って、本屋で受験案内なる本を買ってきた。見慣れた学校の名前やら、見たこともない学校やら、いつのまにか共学になっている学校やらで、特にどこの学校という視点は持たずに暇さえあれば眺めていた。
【2007/04/28 00:22】
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